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翌日の三世代ふれあいフェスタでの餅つきに使うため、5・6年生と育友会の学級部の方々とでもち米とぎを行いました。保護者の指導のもと、高学年の子供たちは手際よくもち米をとぐことができました。
また、育友会執行部を中心に、明日の餅つきに向けた前日の試行を行われました。くどを設置し、火入れの儀式の後、たくさんの湯を沸かしてもち米を蒸しました。お試しなので大量にはできませんでしたが、火力が弱いと満足いくできにならないことが確認できました。入念な準備に頭が下がりましたが、これで当日はバッチリです。
子供たちが毎年とても楽しみにしている三世代ふれあいフェスタ。今年度は、例年以上に「ふれあい」に力点を置き、5・6年生が進行を務めて取り組みました。
第1部では、「CSプレゼン」をオープニングセレモニーとして来場者にご視聴いただき、1年生による開会のことばの後、昨年に引き続き旧祖生東小、旧祖生西小、現そお小の3小学校歌を、子ども・保護者・地域の参加者全員で合唱しました。その後、1・2年生の合唱や合奏を3曲、3~6年生が玖西地区小学校音楽会で発表する合唱と合奏を1曲ずつ披露しました。中には、「子供たちのきれいな歌声に感動しました」と涙を浮かべておられた地域の方もおられ、子供たちの自信になりました。また、保護者や地域の方たちの前での演奏は適度な緊張感をもたらし、子供たちを一段高みへと引き上げてもらえたように思います。
第2部では、まず、三世代が一体となって「祖生小唄」を踊りました。そして、5・6年生が企画したふれあいゲーム「○○(もうじゅうがり)へ行こうよ!」「あたま・おしり文字合わせ」を会場のみんなで楽しみました。グループを作る際には、三世代が含まれているような条件ルールを子供たちなりに考えたので、いろいろな交流や接点が生まれました。
第3部では、朝から密かに育友会を中心として豚汁を作っていただき、育友会に地域のボランティアも加わって子供たちに餅つき・餅もみ体験をさせてくださいました。朝のうち、くどからの煙をかすかに感じながら「いいにおい」と言う子供たちがいたり、交代で杵の重みを感じつつ石臼に「よいしょ!」と20回交代で餅をつかせてもらったり、熱さや柔らかさを感じながら餅を丸めたり、大人のすごさを肌で感じたり…と、五感をフルに使っての体験学習でした。
そしていよいよ三世代でのふれあい会食です。今年は全員がグループごとに卓を囲んで会食できるように事前準備し、当日を迎えました。子供たちも配膳したり、片付けたりという活躍もしながら、卓を囲んだ保護者・地域の方々とのお話も楽しみながら餅入り豚汁や砂糖醤油かきなこのお餅を食べました。料理の温かさだけでなく、会食の中でのふれあいで、三世代の心の中まで温まる会になればと思いました。
子供たちから地域の方に数名インタビューをお願いしましたが、「子どもと親と地域それぞれが今日の会のようにつながりを大切にしていってほしい」というお声がけもいただきました。今後とも地域とのふれあいやつながりを大切にしていきたいと思います。