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令和4年度 卒業証書授与式

印刷ページ表示 更新日:2023年3月9日更新
卒業生入場
卒業生の表情
卒業証書授与
在校生 送辞
卒業生 答辞
3年生合唱の様子
 本日3月9日をもって、本校の3年生、計156名が卒業しました。
 入場する卒業生の表情は、どこか力強く、しかしどこか寂しげな表情をしていました。あの通路を歩くときの複雑な気持ちは、察するに余りあります。たった十数メートル。たった数十秒の出来事ですが、一人ひとりの脳裏にはどんな風景が浮かんでいたのでしょうか。卒業式の一分、一秒が、そこにない風景を講堂いっぱいに映し出していたように思います。
 4枚目の写真は、在校生の送辞の様子です。「先輩方の”背中”を追い続けてきた私たちが、今度は先輩方の”背中”を押したい」という想いが込めれた送辞は、確かに3年生の背中を押すことができていたように思います。
 5枚目の写真は、卒業生の答辞の様子です。「家族、先生、友人、地域の方々への感謝」の想いを乗せて、その場にいた全員に届けました。
 6枚目の写真は、卒業生による「群青」の合唱です。それぞれが胸の内に秘める「あの日の風景」を思い浮かべたような、穏やかな歌い出しで始まりました。その声は、徐々にたくさんの想いを乗せていき、だんだんと力強くなっていきました。そして、その想いは、音楽が転調した山場のパート「きっとまた会おう」というフレーズで爆発し、響きのある、重く、力強い歌声に変化しました。あの瞬間の風景は、鮮明に、強く、記憶に焼き付きました。それほどに素晴らしい合唱だったと思います。
 卒業生は、講堂に温かい想いと、じんわりと染みる寂しさを残し、退場していきました。
 卒業生のみなさんには、先生方が強い思いを込めて伝えた「ひとりじゃない」という言葉を胸に抱き、胸を張って、新しい環境で一生懸命生きていってほしいと思います。
 もし、立ち止まってしまったときには、いつでも帰ってきてください。家族が、先生が、地域が必ずあなたたち卒業生を支えていきます。