本文
令和6年8月29日(木曜日)の、第3回 学校運営協議会で、「11月に予定している火災による避難訓練を行うにあたって、地域の方々とも一緒に防災に関する体験学習ができないだろうか」と相談したところ、学校が企画するばかりでは、人手も足らず大変だろうから、地域のことでもあるし、高根地区社会福祉協議会主催でできる企画を考えてみよう!というお話をいただきました。
この後、何回か学校と吉村高根地区社協会長とで簡単な打ち合せを重ねた後、
令和6年11月29日(金曜日)に、ついに高根地区防災講座が実現しました!今回は、貞廣さんと中村さんを講師にお迎えし、防災食を考える一貫としてポリ袋でご飯を炊く体験をしたり、子供たちには気づかれていない地域の消火栓についてのお話をいただいたりというプログラムでした。
ご飯を炊くのに、まずポリ袋にお米を入れ水を入れるのですが、もし水があまりなかったら?、お茶やジュースで代用できないかなぁ?やってみよう!ということで、子供たちも大人もドキドキ楽しみながらオレンジジュースやトマトジュース、スポーツドリンク等を入れていました。
お米を炊く準備ができたので、鍋にかけて炊きあがるまでの時間を使って、消火栓の場所や中の様子、消火器の扱い方について学びました。
この間にお米が炊けている計画だったのですが・・・
な・ぜ・か?家庭科室のガスがつきません!!急いでみてもらったのですが、よりによってこの日に限ってガス供給のラインにエラーが生じる故障ということでした。
どうにも仕方がないので、袋は持ち帰って「沸騰した鍋に入れて30分炊き、鍋から上げて10分蒸らして完成」ということで、各御家庭で試みていただくことになりました。でも、考えてみれば、災害時にガスの供給が追いつかないということも十分にあり得ることです。今回は家に帰って試みることができますが、本番なら、どうにかして火をおこしたりする必要が生じるかもしれません。その意味では、問題提起ができた防災講座になったと言えるかもしれません。
ちなみに、家に持ち帰ってやってみたら・・・
上の写真のとおりです。お米をとぐことができないかも…と想定して、米とぎもせずに乳酸系のドリンクを入れて炊いたものですが、ほんのり甘みがあって、ちょっとしたスイーツ感覚で食べることができました。災害時には甘いものが人の心を癒やすと聞いたことがあります。これはこれでちょっと役に立つかも…と思った体験となりました。