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毎年恒例、11月21日(木曜日)に、今年度2回目のバードウォッチングを行いました。前回は向峠地区を回りましたが、今回は宇佐地区を回りました。今回も自然観察指導員の村本先生を講師にお迎えし、丁寧な解説のもと、子供たちはじっくりと観察をすることができました。
以下、見つけたり、話題になったりした順に、メモ書き的に記します。鳥の写真は、単眼鏡で捉えた姿をスマートフォンで写したものなので、画質はあまりよくはありませんが…
前回は春~夏にかけての鳥を観察しました。これから、ツグミなどのように冬鳥が交代してやってきます。
今、そこにいるヒヨドリなんかは冬鳥ではないので、1年中「キー キーキーキーキー」という鳴き声が森の中から聞こえてきます。
では、鳥探しの旅に出かけましょう。次に見つけたのはモズです。くちばしが丸く尖っています。キチキチキチ…と鳴いています。
カケスの声が聞こえます。ギャーギャーとカラスの鳴き声に似ています。ドングリを食べ、食べ残しから森ができます。鳥を見つけるポイントは、木のてっぺんや道、屋根の上などが挙げられます。
トビが田んぼの中にいます。死んだ動物も食べるので「道路の掃除屋」とも言われます。電線の上にも留まっていますね。
ハシブトガラスが見られましたね。声だけならハシボソガラスがいるのも分かります。
アトリがいるのが分かりますね。集団でいて「集まる鳥」…から転じて名前がアトリとつきました。飛んでいるとき、しっぽの辺りがくびれています。カワラヒワも仲間です。
キジバトが30羽ぐらい、ぞろぞろ林を行き来していますね。飛んだとき、尾っぽが白いです。
セグロセキレイが3羽、向こうのビニルハウスの骨組みの所にいますね。日本にしかいない鳥で、海外の方がわざわざ見に来るそうです。
ジョウビタキのオスが、宇佐中学校の跡地や田んぼの中の木の上にいますね。体がオレンジ色で、背中の左右に白い斑点があります。ヒ、ヒ、ヒと鳴きます。虫や木の実を食べます。
カシラダカもその隣にいますね。冬鳥です。ホオジロの仲間です。後ろ頭が尖って見えるので、名前が頭(カシラ)高(ダカ)ですね。
ホオジロのオスもススキ野にいましたね。チチ、チチ、チチと鳴きます。
ピュルピュルピュルピュル…ソウシチョウの鳴き声が聞こえますね。中国から持ち込まれて居ついた色鮮やかな鳥です。ウグイスと巣を作る場所が似ているので、居場所の奪い合いになり、ソウシチョウが増えすぎると困ったことになります。
ツグミがいましたね。越冬のためにやってくる冬鳥です。今日見られるのはこれで最後かな。
最後に鳥合わせをしましょう。1人1人が感想や気づいたことの発表もできて素晴らしいです。身の回りの自然に目を向け、耳を澄まし、鳥たちの様子に気がつけるようになるともっと素敵だと思います。
バードウォッチングが済んだ次の日の昼休み、早速運動場のフェンス周辺で、モズ(右)とジョウビタキ(左)を見つけることができました。フェンス向こうの田んぼとフェンスを行ったり来たりしていました。
11月28日(木曜日)神東小学校6年生のお友達と鳥の話をしたよ!
以前から学校紹介やオンライン授業等で交流のあった神東小学校と、この日の昼休みに、両校の伝統行事であるバードウォッチングについてのリモート交流会を行いました。本校は年間2回のバードウォッチングの取組ですが、神東小学校では毎月探鳥会をしておられます。何度もバードウォッチングをしているおかげか、全員鳥に詳しく、お互いに活発に自分たちの地域で見つけた鳥を紹介したり、相手の活動の様子について質問したりする姿が見られました。今後も、岩国市の山辺の学校と海辺の学校とで交流が深められたらよいと思っています。