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臨時休校中の学習について、第2号を作成しました。
臨時休校中の学習について2「読む」 [PDFファイル/203KB]
臨時休校になって一週間がたとうとしています。由宇中生のみなさんは学習を順調にすすめていますか。
読むときに注意してほしいことをまとめました。上記PDFファイルで見ることができます。
もし、PDFファイルが開けないときは、下を見てください。
学習は進んでいますか?
自ら学習を先に進めていくためには、教科書の文章を 正しく 読むことが大切です。文章を読めることは、すべての学習の基本※1であることは、言うまでも無いかと思います。また、人は考えごとをするとき、ほとんどの場合、ことばを組み合わせて文章をつくりだすということをしています。そのために、まずは「文章を正しく読む力」を伸ばしてほしいと思います。
どうしたら良いのでしょう? いくつか紹介します。
そうですね、では簡単な方法を紹介しましょう。
がんばってみよう。
くわしく示します。
次の文章を声を出しながら読んでみてください。正しく読めますか?
ア) こんちにわ赤ちゃん、私がママよ♪
イ) お昼ご飯に、ひとばん煮んこだシルクミチューを食べた。
ウ) 理科でカスラノエドンウを観察した。
ア、イ、ウの文章、全部読めましたか? 念のため、あやしいところを示します。
ア) こんちにわ赤ちゃん、私がママよ♪
イ) お昼ご飯に、ひとばん煮んこだシルクミチューを食べた。
ウ) 理科でカスラノエドンウを観察した。
しっかりと、書いてあることばにこだわって、読んでいくようにしましょう。
気にしなくてもだいじょうぶです。人の脳には、自動読みかえ機能 がついていて、自動的に自分が知っている ことば に置き換えて読めるようになっているんですよ。
でも、この機能のために、テストの問題文にでてきたことばまで、脳の中で別の意味のことばに置き換えて読んでしまう、ということが起こってしまいます。
テストの問題文を正しく読めないと言うことは・・・どうなると思いますか?
次の文章を、声を出さずに読んでみてください。正しく読めますか?
こう読んでいませんか?
「走れメロス」太宰治 著(青空文庫)
「じゃちぼうぎゃく」と読みます。辞書で調べてみましょう。
日本国語大辞典・・・邪知(悪知恵、正しくない知恵)、暴虐(心が荒く人をしいたげること。むごたらしく苦しめること。また、そのさま。)
学習で文章を読むときは、辞書を使ってくださいね。
紙の辞書のほかに、インターネットの辞書を使う、スマホのカメラを向けるだけで読み方や意味を表示してくれるアプリを使うなど、Ictを学習に活かすようにしていきましょう。
人は文章を読むときに、分からないことばを無いものとして読む くせ があります。このくせを無くすには、ことばを1つも読み落とさないようにしながら、文章を読むトレーニングが必要です。
これをしないと、文章に書いてあることの全体像を理解するのが難しくなります。
また、テストでは次のようなことがおきてしまいます。
テストの問題文
こう読んでしまいました
「記号で」を読み落とした結果、どうなるか簡単に予想できますね。
読めているつもり で終わらないよう、しっかりがんばってください。