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西日本豪雨災害から4年が過ぎました。
本校は平成30年7月7日(土曜日)未明に被災しました。
<被災の概要>
学校のすぐ横を流れる東川が土砂崩れにより氾濫し、流木や土砂とともに学校敷地内に流入しました。
運動場南側、体育館東側石垣の崩壊、運動場の土砂流失、校舎内床上5cmの浸水被害がありました。
<復旧の歩み>
被災からわずか3日間で地域住民、保護者、ボランティアの方の協力によりある程度の復旧をしました。
しかし、児童の安全確保のため、7月11日(水曜日)より修成小学校の空き教室を借りて授業を再開することになりました。
7月から8月の間に運動場の仮復旧も済み、9月3日(月曜日)2学期の始業式より周北小で学校生活が再開されました。
令和元年10月 浸水で傷みのあった体育館床の全面張替工事が完了しました。
令和2年10月 運動場南・体育館東斜面の復旧工事が完了しました。
令和3年3月 流失した遊具の新設工事が終わり、復旧工事は完了しました。
本当にたくさんの方々にお世話になり、今では被災の爪痕がほとんど見られないほどです。
<災害を語り継ぐために>
令和3年7月
5,6年生が総合的な学習の時間に取り組む防災学習の一環として、保護者・地域住民の方や岩国市の危機管理課の方を交え、「災害から地域の人々の命を守るために、土砂災害が起きる前にしておくこと・考えておくことを話し合おう」というテーマでグループワークを行いました。
そして、グループワークの5日後、河川氾濫による浸水被害を想定し、第2避難場所として以前から設定していた旭酒造様の建物2階への避難訓練を初めて実施しました。
令和4年6月
被災時に1,2年生だった5,6年生が、総合的な学習の時間に「災害の語り部になろう」をテーマにして防災学習に取り組むことになりました。
7月12日に、地区の自治会長でもある学校運営協議会長さんに被災当時のことについてお話を伺い、下級生に語り伝えていく内容や伝え方を検討していく予定です。