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校長あいさつ

印刷ページ表示 更新日:2023年8月10日更新

 今年度、防府市立華西中学校から転任して参りました、校長の山本貴之と申します。よろしくお願いいたします。生活根拠地は山口市ですが、現在は単身赴任で岩国市内に住んでいます。最初に岩国西中学校を訪れたのは、3月下旬でした。桜があちこちで咲き誇り、南河内駅周辺では菜の花が一面に黄色い花を鮮やかに咲かせていました。その美しさに感動し、私はしばらくの間見とれていました。この美しい自然に囲まれた岩国西中学校で、生徒たちと共に充実した学校生活を送りたいと考えています。

 さて、岩国西中学校は今年度、9名の新入生を迎え、25名の全校生徒でスタートしました。始業式・入学式の式辞で、私は以下のような話を子どもたちにしました。

 「至誠にして動かざる者、いまだ之れあらざるなり」。これは、「誠の心をもって尽くせば、人の心は必ず動くものだ。」という意味の言葉です。皆さんが夢や目標を持ったり、何かにチャレンジしようとしたりするとき、自分の力はもちろん大事ですが、周りの人たちの協力も必ず必要になってきます。そのとき、どれだけ心を込めて協力をお願いできるか、どれだけ熱く自分の思いを語ることができるかが、とても大切になってきます。

 また、日常生活においても、誠の心をもって一生懸命に物事に取り組んだり、人のためにできることを率先して行ったりすれば、周りの人はその人を、信頼するようになるでしょう。誠意を尽くし、人間関係を大切にしながら、仲間と共に大きく成長して欲しいと思います。「至誠にして動かざる者、いまだ之れあらざるなり」この言葉を、どこか心の片隅においてほしいと思います。

 人は、一人では生きていけません。どんなに自分の力だと言い張っても、どこかで何かしら周りの人のお世話になっています。私も岩国西中学校に着任したときには、右も左も分からない状態でした。しかし、先生方が親切に教えてくださったり、前校長先生にアドバイスを受けたりしながら、なんとか仕事を始めることができたのです。どこの社会でも一緒だと思いますが、良い人間関係を築ける集団は、大きく成長します。私も保護者や地域の方々、本校の教職員、そして25名の生徒と良い人間関係を築き、共に大きく成長したいと思います。

                                岩国西中学校 校長  山本 貴之
岩国西中学校近郊の美しい菜の花畑