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12月17日(火曜日)
岩国徴古館の出前授業が本校で行われ、全校児童4名と修成小学校の5,6年生が参加しました。
最初に、学芸員さんに岩国市で出土した古銭の写真を見せてもらいました。400年以上前に中国で作られたお金が、かめの中に4万枚も入っていたそうです。
当時のお金の作り方を聞いた後に、実際にお金を鋳造する体験をしました。
まず、シリコンの鋳型を一つに合わせ、輪ゴムでしっかりと固定します。次に、金属を鍋で熱して溶かし、鋳型の上の穴から少しずつ流し込みます。少し時間をおいて鋳型を外してみると、ブドウの実のように枝につながったお金ができていました。一枚ずつ外してバリを取り、紙やすりで磨いて完成です。ぴかぴかの古銭は3種類、かめの中に入っていた古銭のレプリカです。とってもすてきなお土産になりました。
次は、浮世絵体験です。浮世絵が完成するまでにはたくさんの工程がありますが、今回は4つのスタンプを順番に押して錦帯橋の絵を完成させました。
スタンプと用紙の目印を合わせて慎重に押しますが、位置をぴったり合わせるのはとても難しかったです。一回目より二回目の方が上手にできたようです。昔の浮世絵師も同じように何枚も刷っている内に上手になっていったことを教えてもらいました。
最後に周東町の史跡について学びました。
鞍掛合戦の話や、江戸時代には同じ周東町でも萩藩と岩国藩の所領に分かれていたことなど、郷土の歴史を知ることができました。教科書の中だけでなく、身近な地域にも歴史を伝える史跡がたくさんあることを知り、詳しく調べてみたいという思いをもった子もいたのではないでしょうか。とても貴重な体験になりました。