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7月19日(水曜日)
2校時に「砂防出前授業」を実施しました。
県土木建築部砂防課の職員の方を講師に、土砂災害の起こる仕組みや身を守るために必要なことを学びました。
土石流や崖崩れ、地滑りの実際の映像は息がつまるような臨場感があり、身近な場所でそういった土砂災害が起こったら、と考えると本当に恐ろしく感じました。
また、5,6年生が以前見学した砂防ダムについて、その役割を確かめる実験の映像など、土砂災害を防ぐための施設についても分かりやすく説明していただきました。
土石流の起こる様子を再現する実験も全員が体験しました。
県内には土砂災害の危険のある場所が26,000カ所もあるそうです。身近な危険箇所について調べておくことの大切さも感じました。
最後に砂防課の方から子ども達に「宿題」をいただきました。
3校時は水害対応の避難訓練です。
豪雨による河川氾濫や土砂災害の危険性が生じているとの想定で避難を指示されると、児童は第1避難場所であるランチルームに集まります。
先生から注意事項を聞き、第2避難場所へ移動を開始します。
第2避難場所は、学校に近い旭酒造の本社蔵2階です。状況に注意しながら全員で避難します。
旭酒造本社蔵への避難訓練は3回目です。
今回も遠回りになる横断歩道ではなく、見通しの良い場所で安全を確認し、道路を横断して避難を完了しました。
旭酒造株式会社様には、見守り隊隊長の河口さんの口添えにより、西日本豪雨災害の1年前、平成29年度に避難場所として依頼をしています。毎年の訓練を快く受け入れていただいています。
最後は引き渡し訓練です。
15時のメール配信を受けて児童はランチルームで待機します。
保護者の方が到着されると、引き渡しカードの照合と引き取り者の確認を行い、引き渡しを完了しました。
いつ起こるか予測の難しい災害に対しても児童の安全を守るため、今回の訓練の反省点を今後の対応に生かしていきます。そして、子ども達には、災害の際に自分や家族、周囲の人の安全を守る力を身に付けてほしいと思います。
砂防出前授業の「宿題」は、家に帰ってさっそく取り組んでくれたことでしょう。